2007年06月24日

憎みきれないろくでなし

NHK連ドラ『芋たこなんきん』に引き続き、マイブームとなっておりました
藤山直美さん。その舞台『桂春団治』を観に行ってまいりました。当初は
母の日、父の日がわりに義父母を招待するつもりだったんですが、母が
怪我をしてしまい結局夫婦ふたりで。劇場内はほぼ女性ばかりで、父が
来ていたらちょっと片身狭かったかな・・(夫もそうでしたが)。やはり「とか
く女が好むもの、芝居、浄瑠璃、芋、たこ、なんきん
の言葉通りなんですね。




春団治役はなんと、あのジュリー!!。私、生まれて初めて買った
LPが沢田研二なんですよね。子供時代の刷り込み(?)か、いまだにア
ノ手の色気のある男性に弱い(いや、夫は似ても似つきませんよ)。

♪芸のためなら女房も泣かすぅ~という例の歌の通り、女遊びが絶えず
3度も結婚した春団治。その彼に対してどの奥さんたちもがこれでもかっ
ってぐらい尽くすんです。芸事バカという点で、春団治は故・藤山寛美の
当たり役。それを普通の役者さんが演じるんではとても寛美にかなわな
いんでしょうが、「もてもての色男」「奇抜さで人気を集めた時代の寵児」
を地でいくジュリーだからこそ、ぴたっハマったんじゃないでしょうか。ま
さに憎みきれないろくでなし を好演してました。

実はナマ直美、ナマジュリーを見たくて行ったようなもんだったんですが、
大阪大衆演劇の完成された笑いと人情の世界にぐいぐい引き込まれ、春
団治の放蕩ぶりにやきもきしたり、妻たちの筋の通ったいさぎよさに涙し
たり。

女は我慢・・・てな時代錯誤な物語なら共感できなかったでしょうが、この
お芝居の妻たちは「春団治の芸」を自分たちの作品として磨き挙げようと
している。そこまで打ち込めるものに出会えた彼女たちがうらやましいぐ
らいで。この二人の『夫婦善哉』も観たかったな~。


芝居見物なら、やっぱコレでしょ! 本日は高島屋のカニづくし弁当。



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